【りら冷えの街】

この時期になると思い出します。
大通り公園の満開のライラック(りら)の甘酸っぱい薫り。

そして、信じがたい程、早くやって来る北の都札幌の初めての夏。
5月末、夏服は何一つ持ってなく、できる限り薄ての物を身に付けても、汗だくになりました。四国の母親に、急ぎ、Tシャツを送るようにお願いの電話をするのですが、「北海道は、未だ、寒いんじゃないの!」と要領を得ない。その母も、昨春他界し、あの時のやり取りも、懐かしさに、変わろうとしています。

サークル活動には毎日通いました(北大ジャズ研)
皆、名手揃いで、高校時代、吹奏楽部でいささかトランペット🎺をさわってた程度の私には、彼らは遥かな高みの世界の存在で、気づいて見れば、私の担当は、LIVEの司会者というパートに、落ち着いていました。
この司会者の評判は、それ程悪くなかったと記憶してます。
頻繁に訪れる、OBの友人(今では日本を、代表する至高の女性ボーカル)のシンガーソングライターの演奏するピアノには何度も癒されましたし、彼女のピアノ演奏に誘われ、ウッドベースが低音部分を支え上げ、ドラムがその軽快さ🥁を促し、サックス🎷の登場でその場が、一気に一代セッションの舞台に変わっていく様は、当時の北大ジャズ研の一流を感じさせました。本当に懐かしい記憶です。